パフォーマンスログ採取方法

Windows Server 全般

現象発生時間帯を含むパフォーマンス ログを確認することで、何がボトルネックとなり今回のような事象に至っていたのか、より詳細に調査をすることが可能となります。
パフォーマンスログを保存する DISK の空き容量については十分に注意する必要があります。
以下はあくまでもサンプルになります。
取得するカウンタは状況により異なります。

事前準備

Data Collector Set (どのようなカウンターをどのような間隔で取得するか等の情報) を新規で作成します。

  1. パフォーマンス モニター (perfmon.msc) を開きます。
  2. 左ペインから [データ コレクト セット] – [ユーザー定義] を右クリックして、[新規作成] – [データ コレクタ セット] を選択します。
  3. 任意の名前を入力して [手動で作成する] を選択した状態で [次へ] をクリックします。
  4. [データ ログを作成する] にて [パフォーマンス カウンタ] をオンにして [次へ] をクリックします。
  5. [追加] をクリックして採取するカウンタを選択します。
  6. [使用可能なカウンタ] から以下のパフォーマンス オブジェクトを追加して [OK] をクリックします。

    Memory
    Process
    Processor
    PhysicalDisk
    LogicalDisk
    Network Interface
    Netlogon
    System
    TCPv4
    TCPv6

    補足: [選択したオブジェクトのインスタンス] で <すべてのインスタンス> が選択可能な場合には <すべてのインスタンス> にて追加
  7. 選択が終了したら [OK] をクリックし、”サンプルの間隔” を 5 に、”単位” を “分” に変更後、”次へ” をクリックします (時間は状況に応じてカスタマイズします)。
  8. “ルート ディレクトリ” にてログの保存先を選択し、”次へ” をクリックします。(既定の設定でよい)
  9. “保存して閉じる” を選択して “完了” をクリックします。

手動でデータ採取をする場合

  1. [パフォーマンス モニタ] コンソールの左ペインから [データ コレクト セット] – [ユーザー定義] の順に展開し、保存したデータ コレクタ セットを右クリックして、”開始” を選択します。
  2. データ採取後、右クリックから”停止”を選択し、データ採取を終了させます。

スケジュールでデータ採取をする場合

要件

要件を以下とします。

  • トータルで 30 分間ログを採取したい
  • 1 ファイル (blg ファイル) のサイズを 1 MB(1024KB) としたい
  • ファイルサイズが 1 MB に達したら、新しいファイルを作成する動作としたい

要件を満たす設定は以下です。

設定

  1. [パフォーマンス モニタ] コンソールの左ペインから [データ コレクト セット] – [ユーザー定義] の順に展開し、保存したデータ コレクタ セットを右クリックして、”プロパティ” をクリックします。
  2. [停止条件] タブにて、以下を設定します。
    全体の期間 30分
    制限値 “制限に達したらデータ コレクターを再開する” をオン
    “最大サイズ” 1 MB
  3. [OK] をクリックします。
  4. [パフォーマンス モニタ] コンソールの左ペインから [データ コレクト セット] – [ユーザー定義] の順に展開し、保存したデータ コレクタ セットを右クリックして、”開始” を選択します。
  5. データ採取後、右クリックから”停止”を選択し、データ採取を終了させます。

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