DAG(Database Availability Group) を新規で作成する手順となります。
DAG の新規作成
環境
サーバー OS | ロール | サーバー名 |
---|---|---|
Windows Server 2019 | Exchange Server 2019 メールボックス | EX01 |
Windows Server 2019 | Exchange Server 2019 メールボックス | EX02 |
Windows Server 2019 | 監視サーバー | EXW |
事前作業
- DAG ミラーリング監視サーバーのローカル Administrators グループに [Exchange Trusted Subsystem] を追加する
- 各 Exchange Server で TCP/IPv6 を無効にする
※ DAG のメンバーサーバー追加作業でエラーとなったため
データベース可溶性グループの作成
[Exchange 管理センター] を開き、[サーバー] – [データベース可溶性グループ] をクリックし、+ ボタン (新規作成) をクリックします。
[データベース可溶性グループ名]、[監視サーバー] を入力し、[保存] をクリックします。
※ [監視ディレクトリ] は指定しない場合、自動的に設定されます。
新規で [データベース可溶性グループ] (DAG) が作成されたことを確認します。
監視サーバーで、監視サーバー用のフォルダーが作成されたことを確認します。
メンバー サーバーの追加
[DAG メンバーシップの管理] をクリックします。
+ ボタン (追加) をクリックします。
DAG を構成するサーバーを全て選択、追加し、[OK] ボタンをクリックします。
[保存] をクリックします。
正常に完了したことを確認し、[閉じる] をクリックします。
DAG にメンバー サーバーが追加されたことを確認します。
データベース コピーの追加
[Exchange 管理センター] を開き、[サーバー] – [データベース] をクリックし、該当のデータベースをクリックします。
… ボタン (その他) をクリックし、[データベース コピーの追加] をクリックします。
[参照] をクリックします。
コピー対象のサーバーを選択し、[OK] をクリックします。
コピー対象のサーバーが指定されていることを確認し、[保存] をクリックします。
正常に完了したことを確認し、[閉じる] をクリックします。
コピー先のサーバーが追加 (EX02) されていることを確認します。
正常性確認
環境
ユーザー | ホームサーバー | データベース |
user01 | EX01 | DB1 |
テスト
Exchange Server EX01 を意図的にシャットダウンし、フェールオーバーが正常に動作するか確認します。
OWA で user01 のメールボックスに接続可能であることを確認します。
Exchange Management Shell を起動し、user01 のデータベースの情報を取得します。
user01 はデータベース DB1 に所属していることがわかります。
[Exchange 管理センター] を開き、[サーバー] – [データベース] をクリックします。
データベース DB1 はサーバー EX01 上でアクティブになっています。
サーバー EX01 を停止します。
データベース DB1 はサーバー EX02 上でアクティブになっています。
アクティブ データベースが EX01 → EX02 に切り替わりました。
user01 のメールボックスに接続可能であることを確認します。
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